初級 オート撮影

カメラには4つのモードがあります。

Pモード・・・プログラムオート
絞りもシャッタースピードもカメラにお任せ。
安いカメラにはこれしかありません。

Aモード、Avモード・・・絞り優先オート
絞りは自分で決めて、シャッタースピードはカメラにお任せ。
使い方の例としては、背景のボケた写真にしたいので(=被写界深度を浅くしたいので)、
自分でF値を小さく設定する。

Sモード、Tvモード・・・シャッタースピード優先オート
シャッタースピードは自分で決めて、絞りはカメラにお任せ。
使い方の例としては、被写体の動きがとても早いが止まったように写真にしたいので、
自分でシャッタースピードを早く設定する。

Mモード・・・マニュアル撮影
絞りもシャッタースピードも自分で決める。

言葉を見てわかるように
P、A=Av、S=Tvには「オート」という言葉がつきます。
Mだけ「オート」という言葉がつきません。

ここにもうひとつの要素ISO感度が絡んできます。
ISO感度の選択画面のなかに「AUTO(=オート)」があります。

ここからが大事!

「オート」で何かを任されたカメラは、正しい明るさ(=適正露出)の写真になるように、
カメラが絞りやシャッタースピードやISO感度を決める。これが「オート」ということです。

この時カメラが考える正しい明るさ(=適正露出)というのは常に一定なので
P、A=Av、S=Tvのどのモードで撮影しても
出来上がった写真は同じ明るさの写真になります。
被写界深度が深かったり浅かったり、手振れがしていたりしていなかったりといった違いはでますが、露出は同じ写真になります。