初級 カメラの基本設定 |
詳しい知識がなくてもオート撮影で写真が撮れる設定を紹介しましょう。
これは具体的な話になるので、教える人によって変ります。
僕のオススメの設定ということで理解してください。
ISO感度は低いほど滑らかな写真になりますのでAUTOではなく一番小さい数に設定します。
海の中は暗い場合が多いのでAUTOに設定するとISO感度が自動的に上がってしまい
ノイズの入った写真になりやすいです。
カメラによって違いますがISO100、160、200あたりが最低ISO感度です。
また、露出を左右する3つの要素のうち1つが固定されるので後々考え方が簡単になります。
ホワイトバランスは晴天に設定します。
測光をESPに設定します。
フォーカスはコンデジならマクロモードに設定します。
ミラーレスならAFS=S-AFに設定します。
ストロボは強制発光に設定します。
ここまでは共通設定です。
次にP、A=Av、S=Tvのどのモード使うかですが、
特に考えがなければPモードでOKです。
被写界深度を自分でコントロールしたければA=Avに設定します。
被写界深度を浅くしたければF値を小さく
被写界深度を深くしたければF値を大きくしてください。
被写体振れや手振れを防ぎたければS=Tvに設定します。
シャッタースピードを1/125より早く設定しておけば、まず手振れはしません。
ですが問題が発生するケースがあります。
例1)被写界深度の浅い写真が撮りたくてA=Avモードを選択しF値を最小に設定したとします。
その場が明るすぎて、最速のシャッタースピードになっても露出オーバーになることがあります。
シャッタースピードの限界が早く来る一眼ではこの問題が発生しやすく、
シャッタースピードの限界が遅く来るコンデジではこの問題が発生しにくいです。
(ストロボ連動の最速シャッタースピードは一眼では1/160ぐらい、コンデジでは1/2000ぐらい)
こうなったら、あきらめてF値を大きくするしかないです。
例2)被写体振れや手振れを防ぎたくてS=Tvモードを選択しシャッタースピードを1/160にしたとします。その場が明るすぎて、最大に絞りが閉じても露出オーバーになることがあります。
絞りの限界が早く来るコンデジではこの問題が発生しやすく、
絞りの限界が遅く来る一眼ではこの問題が発生しにくいです。
(最大F値はコンデジではF8ぐらい、一眼ではF22ぐらい)
こうなったら、コンデジならもっとシャッタースピードを早くします。
両ケースとも明るすぎる場所で発生する問題で、
暗い場所ではストロボが効力を発揮するのであまり問題はおきません。
ですがストロボのパワー以上に被写体が遠ければ露出アンダーにはなります。
極めて浅い明るい海や、太陽に向かって撮影するようなケースも考えると
失敗しにくいという意味ではPモードが最適ということになります。