中級 マニュアルモード

一定の明るさの場所でISO感度を同じにして写真を撮る場合、

A=Avモードを使うと、F値を大きくすればシャッタースピードは遅くなり
F値を小さくすればシャッタースピードは早くなります。
S=Tvモードを使うと、シャッタースピードを早くすればF値は小さくなり
シャッタースピードを遅くすればF値は大きくなります。
そしてカメラが判断した同じ露出の写真ができあがります。

ですが、Mモードでそれぞれを設定すると
F値を大きくし、シャッタースピードを早くすれば暗い写真になり、
F値を小さくし、シャッタースピードを遅くすれば明るい写真になります

通常オート撮影では、
浅い明るい海では明るい背景の写真になり、深い暗い海では暗い背景の写真になります。

ですがMモードで「絞り」「シャッタースピード」「ISO感度」を自分で設定することにより、
浅い明るい海で背景の暗い写真にしたり、深いくらい海で背景の明るい写真にしたりできます。
(カメラのスペックにより限界はありますが)

中級写真講座ではMモードを使うことを前提で話を進めていきます。

 写真を撮る時の手順(中級編)

1.被写体をどの角度から撮影するか考える。
同時にどの角度で撮影する背景がベストかも考える。

2.構図を考える

3.被写界深度を決める=F値を決める

4.背景の露出を決める=F値は決まってるので、明るくしたければシャッタースピードを遅く。
暗くしたければシャッタースピードを早く設定する。

5.その結果手振れがするくらいシャッタースピードが遅くなるようならISO感度を上げる。
ストロボが発光しないほど露出オーバーであれば、F値を上げる。

6.画像を見てフラッシュ補正をする。